デジカメの話


13日の日記にも書いたがオリンパスのFL-40というストロボを買ってしまった。12日にいったMUSEO ALFA ROMEOで内蔵ストロボのキャパのなさに閉口したからだ。私のデジカメはオリンパスCAMEDIA C-2500Lというモデルですでにカタログからは落ちている。しかしカメラとしては気に入っているのでこれ以外特別不満があるわけではない。いちばん困ったのは車の写真を撮るとき規制があるため、バンバン連写に近い形で撮りたいのだが、内蔵ストロボを併用すると電源の弱さも出てしまい、ピント合わせも煩わしい。ISO400に設定しても同じだ。ピントをマニュアルで合わせるにしても、そのような設計になっているわけではないので、ちゃんとオートフォーカスが動いてくれなければ困る。いまのところ試写程度しか使ってないけどこの辺の問題はこのストロボによって解決するでしょう。それにしてもこの出費は痛い。

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もともと写真学校に行ったくらいだから、写真好きで、カメラ好き。写真の仕事にはつかなかったけど、デジカメを手にしてからもっと写真を撮りたくなったのだ。デジカメは後処理をあまり考えなくてもいいし、何よりも自分のホームページに簡単にアップでき気軽に人に見せることができるのだ。そこで買えるわけではないが、昔使っていた一眼レフのようなデジカメが欲しいと思うようになる。NIKON D1なんか、いいせん行っているのだけど、今のデジカメの常識で35mm版のレンズを使うと焦点距離が1.5倍とかになってしまう。(機種によって若干の違いはある)これはCCDの大きさと35mm版のフィルムの大きさが違うからで、仕方がないのだが、せっかくNIKONのシステムが使えるのならこの辺を合わせて欲しい。しかしこれはCCDのコストの問題もあり、もう少し時間がかかりそうだ。事実コダックで出しているプロ用の機材でもCCDは35mm版のフィルムより小さいのだ。

実際、焦点距離が1.5倍になったらどういうことが起きるのか。たとえば300mmの望遠レンズは450mmになります。(この辺の例えは35mm版一眼レフが基準)スポーツの報道写真なんかはメリットがあるかもしれません。焦点距離が300で450の望遠特性が得られるわけですから被写界深度も深くなり、このほうがいいかも。被写界深度とはピントが合う範囲とでも解釈してもらい、レンズの焦点距離が長ければ長いほどピントのあう範囲が狭くなります。これに絞りの値が絡んできて背景のボカシ方を決めるのです。(絞りは開放に向かうに連れピントのあう範囲が狭くなる)

ところがもっと短いレンズで背景のボカシなどが重視される写真は駄目です。よくポートレートで目にピントが合っていて耳でボケテいるような写真がありますが、今のデジカメでは被写界深度が深いためこのような表現はだしずらいです。じゃぁ〜おまえはそんな凝った写真を撮るのかと言われるとちょいと困ります。でも35mm版一眼レフがベースのカメラを使うのだからこの辺の性能は求めてしまいます。

逆に言うとこの被写界深度の特性を無視していいのならば、今もっているデジカメで大した問題ないわけですから。私の写真学校の同級生のヒーヤンとも話したのですがオリンパスのE-10NIKON D1の選択の仕方が面白いのではないでしょうか。

そんなカメラ好きの話でした。

2001年8月15日



CAMERAの項