9月17日（水曜日）

興味津々で朝刊をめくる。朝日、毎日ともに名古屋の立てこもり事件を一面に持ってきている。（当たり前だけど）話の流れを追って行くと、軽急便という会社とこの犯人である別府という男がFC契約の様なものを結んでいという。独立開業者募集というあれだ。おそらくこの商売の元祖は赤帽だろうな。軽急便という会社が仕事を回すからという条件で、軽トラックを買い取り、その他諸々の保証金のようなものを払うらしい。しかし、犯人は軽急便から仕事を回して貰えないなどの不満があったらしい。（この犯人が取引先から評判がよろしくなかったとも軽急便側はいっている）そしてその仕事した分の未払い金約25万円を振り込めと軽急便名古屋支店名古屋営業所事務センターに押し掛けてきたのだという。それに対し軽急便側は9月19日に払う予定だったと主張している。とにかく事件現場でどんなやり取りがあったかしらないが、この金を即座に振り込ませたという。犯人の要求はのんだ形だが支店長を除く人質を解放し、その直後に押し入った時にまいておいたガソリンに火をつけたという。これが爆発したのだ。結局、機動隊員、犯人、支店長の三人が命を落としたわけだ。

一つ興味深かったのは、朝日、毎日のどちらの社会面でも、この手の独立開業者との苦情やトラブルが年々増えているという事が載っていた。このうわさ話は昔よく聞いた事がある。あるルートセールスをしていた時に、軽急便の同業者A社から下請けという形で何人か来ていたのだ。この人達に色々聞いたが、とにかく仕事を世話してくれないという。おまけに購入した軽トラは値引きもなしで、その値引き分は元請けであるA社に入っているというのだ。笑ったのは、最初一人だったこの下請けが三人まで増えた。私が勤めている会社がA社に依頼したのかと思いきや違うらしい。二番目に入ってきた下請け氏は、あまりにも仕事が廻ってこないので途方に暮れていたという。そんな時同じ看板のクルマが走っていたので追いかけて停めたらしい。その停められたクルマというのが一番最初に来ていた下請け氏である。そこからお互いの置かれている事情を話しあい、私が勤めていた会社を最初の下請け氏が紹介したというのだ。ちなみにこれは10年前の話です。

一方、犯人像は真面目でそんなことをする人とは思えないというふうに報道されている。犯人も死んでしまったわけだし、真相は解らないが嫌な事件であった。

西武池袋線の脱線事故は本当にお粗末としか言いようがない。造園業の運転手が踏みきで停車していたという。その時ジュースを買いにクルマを降りたらしいのだが、サイドブレーキが十分にかかっていなかったか、かけ忘れたらしい。そのクルマが無人のまま踏み切りに進入し電車と衝突したというものだ。何だか運転するという行為をもう少し真剣に考えろよといいたい。こんな連中が道路をウロウロしているんじゃたまったもんじゃないな。

本日キチガイに遭遇。詳しくはかけないのでどっかに書きます。