その一 申し込みまで


諸般の事情で仕事を辞める事になった。37歳の誕生日に決断をしたのである。この先ますます不景気になるのに、思い切った事をしたもんだ。しかし選択幅は他には無い。で、肝心の次の職だが、これも決まっているわけではない。年齢も年齢だし、すぐに決まるかも疑問である。なんの取り柄も無い中年男がこの先どうするか?大型免許は最低限の資格だと思った。実際にこの職に就くかも解らないが、取っておかねばならないだろう。そこでインターネットの時代だ、調べてみた。

当初、大型二種免許を考えていた。しかし、バスというのも客商売だし、いきなり社員で雇ってくれるところは少ない。おまけに、普通免許(もちろんMT)しか持っていないと、教習を受け付けてくれるところは限られる。私が探した範囲では合宿免許だと種子島まで行くしかない。おまけに50万近くかかるようだしね。そこで大型一種とけん引に頭を切り替えた。こちらも特殊な免許だし、就職情報誌などを見ても、大型、けん引免許保持者の採用枠は中高年に対してゆるい。こうして大型一種・けん引免許同時取得に絞って考える事にした。

直接関係ないが今国会に出されている法案で道交法の改正がある。友人からも聞いていて知ってはいたが、やはり大型免許は細分化されるらしい。今取っておけば積載に制限はないが、今後は11t未満とそれを越えるものに別れるようだ。この他に運転中の携帯電話使用にも動きがあるらしい。今後は運転中に通話しただけで処罰の対象になるようです。

今の世の中便利である。合宿教習予約センター 株式会社ティー・アイ・エスなるところで全てを任せる事にした。指定した教習所は那須自動車学校。理由は簡単で一番値段が安いからである。一通りの説明を聞きそのまま申し込みをしたのだが、教育訓練給付金というのが受けられるらしい。色々面倒くさい事もあるが、いただけるものは頂こうと思った。ただしいくつかの問題が出てきた。まず一つは、大型一種とけん引だけではこの給付金が受けられないのである。最低でもこれプラス、フォークリフトの免許も取らなければならない。まぁ〜これはヨシとしよう。給付金を受けてフォークリフトの免許が取れると思えばいいのである。そんなことよりも一番の問題は、30日以上免許取得についやさなければならないのである。確かに就職がすぐに決まるとも思えないが、合宿免許から帰ってきたらすぐに働きたい。取りあえずの日雇いのようなバイトでもいいから、働かなくては食って行けないのである。そういった当り前の事情からこれらを全て断念。国の補助金なんて所詮そんなものよと思い、自己責任で目標に向かって行くだけなのである。

2004年4月12日


←就職するのにこの免許証はまずいであろう。)^O^( 大型免許取得時にはネクタイをしてきちんと床屋に行き写真を撮る事にしよう。

もう一つの心配は今度行く教習所が昔ながらの教習所ではないかという事。金だけ払い込んで、ケアのないところだったら嫌だな。最短の13泊14日で取得するように、石にしがみついてでも頑張ります。こういう精神論、嫌だけどね。