その十一 修了検定



本日、大型修了検定の日。いつも通り8:30、朝礼に出席した。ここで笑っちゃう連絡事項があった。門限が22:00なのだがこれを守らない人間が多数いたという。おまけに女が男の部屋に入り込んでいたとか・・・男が引きずり込んだのか、何だか分からんが、この連中荷物をもって強制送還となった。まるで修学旅行である。日本人の団体生活ってどうしてこうなんだろうか?朝礼終了後、外に出てみると、それらしき人間が門の前でたむろっていた。このての事は他人事である。

修了検定の説明が一通りあり実車となる。この時点で同じ検定を受ける人間が何人もいたのだが、情報交換が出来た。やはり、指導員によって指導方法がまちまちだということに意見がまとまった。この検定もどうなることやらと思い望んだが、なるようにしかならない。イメージが浮かばない部分は検定コースに無かったので(当たり前だが)そつなくこなすだけと言い聞かせる。順番に検定を受けるわけだが、前の人が検定を受けるとき、荷台に積んである軽トラのキャブに座る事になる。ここでイメージを膨らませることができ、よかったと思うが・・・

私の順番が来た。教習手帳と免許書を提出すると

「なんだ免許書の写真とずいぶん違うなぁ〜」

と言われる始末。

「すみません、床屋に行く前に更新しちゃったもので・・・」

やっぱりあの写真はよくないか?

ちょうど休憩時間に当たり、他の検定車以外クルマがいない。(それも途中までだが)これは精神的に楽である。最後に車を止め検定員から一言ある。「よく確認していることは認める。でも目視が遅い」あ〜この一言は重いな。そう思いながら結果を待つことにした。

でも、結果は合格。やれやれである。この後、視力検査と仮免許申請の手続きがあり終了。ここで驚いたのは視力検査で引っ掛かる人が多いこと。再々検査まで行うのだが、一人だけ落ちた人がいた。視力検査だけ再検定である。私の場合は深視力に関しては楽にクリアーした。それよりどっちに穴が開いているかを見る、あのスタンダードな検査の方がきつかった。検査する側から見たら“この人OK”みたいな乗りだったかもしれないが、私としては不安である。眼鏡ははなせないな。

途中、昼飯を食べる時間があったが、13:00すぎには修了。時間的なことを言えば思ったよりもあっけ無かった。これで明日から3時間教習に突入できるわけだ。

17:45より一時間だけけん引の教習。前回、乗車したときに「次の時間一応見極めね」と言われていたので、どきどき気分。実際所内はそつなく回り、いよいよバック。直線バックは二回やったが、二回とも成功。これに関しては、ここの車では問題ないでしょう。そしていよいよ問題のカーブでのバック。何回かやっているうちにだんだんコツがわかってきた。完ぺきとは言えないが、真っ暗やみの状態ではないみたい。「もう一時間」と言われるかと思ったが、見極めのハンコをもらえた。大型の修了検定に合格したことよりも、こっちの方がうれしい。大型・けん引ともに第二段階に突入だが。極力けん引のバックには時間をとれるように、つまらない失敗をしないようにしたい。

明日から教習時間が一時間多い。少しは時間潰れるか?



上の写真の軽トラのキャブにのり、自分の前に受験する人間の運転を見る。窮屈ながら面白い。ただし荷台だから、乗り心地は悪いけどね。例のよって左から朝、昼、夜。まだまだ先は長い。

2004年5月23日