立ち往生@首都高



日記にも書いたが2002年7月22日の夜首都高のど真ん中で立ち往生してしまった。走行中エアコンが効かなくなったのでBX特有のエアコンの故障が今年も来たかと思った。コンプレッサーまで修理したのに、たまらんという気持ちっでした。キャロルに電話するも、時間が時間なので出ない。もちろん持ち込める時間ではなかったのだが、主治医に相談して今後の対応だけは決めてきたかったが仕方がない。エアコンなしの往復を決断する。この時点で待避所に止めてエンジンルームを開ければよかった。結局原因はエアコンのコプレッサーやダイナモを回しているベルトが外れたのだ。正確にはプーリーが飛んでベルトが外れたのであった。しかも立ち往生したのが、帰り道。首都高を霞ヶ関から乗り箱崎の合流直前の一番右側の走行隊で止まったのだ。ちなみにこの時初めてベルトが外れているのに気が付く。

公団の車が来るまで色々なところに電話して情報を集めた。一度かかってしまえば錦糸町までくらいはいけるだろうと判断(これが大きな過ち。反省)して公団の車からジャンプコードを繋ぎスタート。この時に驚いたことが一つ。「公団の車は修理が目的ではないから自分でやってくれる?」といわれた。もちろん自分でやるつもりではいたが、何も出来ないドライバーだったらどうするつもりなのだろうか?何でも同じようなことがあり、バッテリーを爆発させたことがあるらしい。それ以来上司からのお達しで公団側は手を出さないようにしているらしいのだ。

とにかくスタートさせて走らしたはいいが、7号線に入った途端ストップ。再び三角板で後続車に追突されないように目印を置くがいかんせん場所が悪すぎ。それでも必死になって三角板をなるべく遠くまで置き助けを待つ。今度は公団の車より先にパトカーが来た。赤色灯の威力は絶大でこれで一応追突の心配はなくなる。そして対して時を置かずして公団のくるま到着。開口一番。「何で降りなかったの?さっきいわれたでしょ?」この後も永遠とボロクソに言われた。確かに首都高を降りなかったのは私のミス。それは認める。ただしこの公団職員氏も私の故障の事情に全く理解をしていなかった。JAFが来るまで待避所に移動しようとしたが自走は出来ない。エンジンがかからなければ牽引が難しいのがハイドロの宿命。

この状態に公団職員氏の罵声が飛び交う。こういう個性的な車に乗っている人に限りメンテナンス等をしないだとか、意識が低いなどとボロクソに言う。正直言ってそこまでいわれる筋合いもないが、首都高の真ん中での立ち往生のほうがショックで怒る元気も無い。しかし、いわれっぱなしのままでもいけないので順を追って話す。最初はエアコンの故障だと思ったこと、最初に公団の車に助けてもらた時点で自分なりの判断ではあるがある程度は走れるであろうとした根拠があったこと、ベルトも5月に点検しているが別の事情で外れたようであること、無理に牽引すれば500メートルくらい出来なくも無いが先程の公団職員氏の“人の車には手を出さない”という意向を知っていたことなどを話した。

ここまで話してやっと理解してもらえた。結果的にこのようなことになり迷惑はかけたが、自分でメンテナンスできなくても、常に主治医と連絡をとり10年落ちのラテン車とのつきあいは自分なりに消化しているのだ。三角板の置き方、安全地帯の確保の仕方なども、自分なりにやっとことを話、公団職員氏も“言い過ぎ”を認めてくれたのである。

あんだけ感情に任せてモノを言われたのは久しぶり。こっちの気力も失せていて、後ろめたさがあったので怒りが爆発しなかったのだろう。今思ってみると、この時代によくあれだけはっきりモノが言えたと思う。公団職員といえば公務員みたいなものだ。このような結果になったとはいえ、意図的にやった事ではない。それをあれだけボロクソ言えば凄いクレームにもなりかねないとも思うのだが・・・

その反面、今となってはこの公団職員氏のことを仕事熱心な人間だと思っている。ま、そんなことより実費の方がいたいけどね。

JAFにシトロエン城東に運んでもらい29500円也。シトロエン城東に払ったのが7万円と少々。(-_-;)本当に痛い!!



左:このベルトが外れた。正確にはプーリーがぶっ飛んで外れたのだが、なんともお粗末。中:引き取りに行った27日にオイル交換を久しぶりに自分でする。Castrol RSはモデルチェンジ?されていた4160円と少々高め。向かって左が新しいタイプのもの。右:外れたベルトとプーリーの一部重ね重ね参った。



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