その十七 直線バックを振り返る



いつも、バックが難しいとぼやいているが、じゃぁ〜けん引のバックってそんなに難しいのか?はっきり言って難しいと思います。それも教習所レベルで、手取り足取りに教えてくれることを含めても難しい。けん引免許のいらないもの(750kg以下のけん引)で、経験のある人なんかはすんなり行くかも知れません。でも全く初めての人間には、きついと思います。

ただ真っ直ぐバックすればいいといいますが、どっちにハンドルを切っていいか分からない。また、荷台がどっちに向いているかも、よく分からなくなってくる。バックしはじめて、荷台が右に向いたとしましょう。この時はハンドルを右に切ります。そしてトラクターと荷台が一直線になったら(本当はなる前に、このタイミングが難しい)ハンドルを戻します。左の時も同じです。これの反対をやればいいわけです。この操作をハンドルの角度でいうと、11時から13時の間でやるようにするわけ。微妙な曲がりを判断しなければならず、この微妙な曲がりが最初はよくわからない。「もっと遠くを見て」とか指示されるわけですが、ハンドル操作が後手後手に回ってしまう。結果大きくトラクターと荷台が大きく曲がってしまい、どっちに曲げていいか分からなくなる。自分で書いていて、そんな事も出来なかったのかと思うが、出来なかったのだ。私と同じようにけん引経験がなく、来た人間は多かれ少なかれ私と同じようなことをぼやいていた。そして規定通りに卒業して行った人間はいないようだ。少なくとも私と同じ時期に教習を受けていた人間はそうだった。ちょっと甘く見ていたかな?

左の図は少々大げさに書いているが、だいたいこんな感じ。間違っていないと思います。これが完璧に出来るようになるまで、規定より二時間オーバーしました。侮れないのである。


←これが教習風景。この時教習を受けていた人はうまく、真っ直ぐに下がってきた。この道を下がりきれないで、何回もジャックナイフ状態・・・(-_-;)これが今回の合宿の挫折の始まりです。

2004年5月29日