その二十 方向変換


その二十 方向変換






バックの話、二回目である。けん引の場合これが完璧に出来ればなんら問題ないと思う。まず簡単に手順を説明する。いわゆる右バックの方向変換です。トラクターと荷台どちらもまっすぐな状態からスタート。発進と同時にハンドルを左に切り、すぐに真っ直ぐに戻します。荷台を押し出して角度を付けるわけです。真っ直ぐにハンドルを戻すことにより、荷台が右に曲がっていくわけ。後輪が縁石に来たときに荷台の角度が45度になるように押していきます。ここに来るまでの間、トラクターと荷台の折れ具合が少なければ、もう一度ハンドルを左に切り、真っ直ぐに戻す作業をします。さらに曲げを付けるわけです。反対に折れすぎた場合はハンドルを右に切り、起こすわけです。あっさりと書いているがこの加減が難しいし、ハンドルを反対に切ったりもするわけだから、なかなか頭に入らない。身体も覚えないのである。

後輪が縁石に対して45度まで来たら、一度車を止めて周囲の確認。ハンドルを右に切ります。一回転と少々が目安です。ここでも曲げが足りなければハンドルを左に戻し、曲げが十分であるならば、ハンドルをさらに右に切り、トラクターと荷台が一直線になるように持っていきます。一直線になる手前でハンドルを真っ直ぐに戻し、微調整で荷台とトラクターをまっすぐな状態にして、車庫に入れるわけです。後は方向変換なので左折で出ていくだけです。

この一連の動作が、凄く微妙なもので、毎回苦労している。いったいいつになったら完璧に出来るのだろうか?

2004年5月31日