その五 適性検査


教習二日目。最初の朝礼。教習手帳をもらい、乗車時間を確認するだけであった。何か連絡事項があれば、長引くのかもしれないが、ものの5分で終了。おまけに乗車時間は16:40と17:45である。13:40からの適性検査があるとはいえ、なんとも暇なことか・・・その適性検査である。私はこいつの出来があまりよくない。違った図形探したり、同じ図形を探したりとするやつなのだが、おそらく平均以下でしょう。小学生程度の引き算もあったが、これも駄目。異様に遅いのである。ここまですべて平均以下だな。最後に性格判断の様なものをする。YES,NOで答えればいいのだ。その中に“私は周りの人から評価されない”というものがあった。この間までの上司の顔が浮かび迷わず“はい”を選択。この手の検査は幾度となくやっているから、この手の学者が分析するところの、自分の性格は分かっている。そんな適性検査でした。

またここで二時間以上空き時間がある。意味もなく教習所の周りを散歩したりするが手持ちぶさたである。部屋にいるのが一番落ち着くのだ。で、この合宿意味があるのか?大いにあるのである。まず、都内某教習所の大型免許取得は約26万円かかる。大型免許のみである。これを見ただけで料金の差があることが分かるのである。もう少し突っ込んだ具体的な事を調べ直してみた。通学可能な千葉県内の二つの教習所に問い合わせてみたのである。値段は別表の通り。これに那須自動車学校の場合は、仮免許申請料3250円、写真代2100円、保険料1500円をプラスします。さらに個室使用料20475円をたしても300325円と合計金額で下回っているのだ。ぜいたく料金の個室使用料を含めても安いとは、合宿免許おそるべしです。A自動車学校、B自動車学校に細かいことは聞いていませんが、これらの雑費が含まれたとしても那須自動車学校の合宿免許に魅力があるわけです。そして卒業時に東京-西那須野間の往復乗車券代(5400円と思われる)が支払われる。高速代までは無理だとしても、自宅から那須自動車学校までのガソリン代は十分に出ていると思います。ま、反対の教習所を経営する立場から見たらどうなのだろうか?宿泊施設、食事代を含めてこの値段で教習生を募集するのである。私にとってはありがたいことですけどね。金の話はここまでです。もう一つ特典があるのです。

その特典とは何か?千葉県内のA,Bどちらの教習所も大型・けん引の同時教習は受け付けていないのである。受付自体は同時にしてくれるようだが、教習自体は大型、けん引の順番でやることになるのだ。この事によって、教習日数にどの程度差が出るのかは分からない。もう少し日数が経ってから分かることもあるでしょう。


A自動車学校
B自動車学校
C合宿自動車学校
那須自動車学校
大型
\189140
\195190
\204750
\189000
けん引
\123350
\160440
\174300
\131250
大型+けん引
¥312490
¥355563※1
\351750※2
\273000※3

※1B自動車学校の場合、大型+けん引の同時申込でこの金額より2万円引きになります。※2C合宿自動車学校は私が一番最初に行こうとしていたところです。表でわかるように那須自動車学校と比べて、78750円高いです。正直言ってこの差は大きい。ただしここも大型+けん引取得だと割引があるのが分かります。※3那須自動車学校はこれに諸々の金額を入れても本文にある通りです。ここでも大型+けん引だと割引があるのが分かります。

さて、肝心の夕方から行われた実技教習はどうか?やはり前途多難である。バックがどうしてもうまくいかない。乱視のせいだけではないのだ。この辺のセンスのなさに自分でも嫌気が差している。無論、今の時代少々下手糞だからって、教官に嫌みを言われたり罵倒されたりすることはない。担当者によって言うことは若干違うが、親切丁寧に何度でも教えてくれる。ありがたいことです。金を払っているのだから当たり前か?何としてでも規定時間内に終わらせたい。しかしそんな精神論だけじゃすまないこともある。ここは規定内ですまなくとも、免許を取得して帰ることだけを考えます。


最後に本日の食事。多少選択制になっているが、私は三食、米を食べる。これをまずいと言ったりしたらおじさんはお尻ペンペンしちゃうぞ!!思ったよりもいいものを食わしてくれるのだ。

2004年5月17日